2020年

藤豆の冒険
2020年 · 2020/12/25
パーン!夜中に音が! 何かが飛んだ!ガラス窓にあたった音! 辺りを見回すと、採り置いた藤豆から種がはじけたらしい。鞘の中は空っぽ! 鞘を「うーん」とねじった勢いで、種が飛ぶ事を知りました。 五粒のエンドウ豆が、旅に出る話を読んだことがあります。エンドウ豆も鞘をねじってから、はじけたのでしょうか? 種を戻して横に並べたら、モダンな帯模様になりました。

<鎌倉花便り12月>キササゲ/扇ガ谷
2020年 · 2020/12/19
1、キササゲ;マメ科。キササゲは師走が似合う。修行僧がかしこまっているようにみえる。扇が谷にて。 2、枇杷(びわ);渋い格調ある花は良い香りがする。茶花には香りの強い花や食物の花は使わないが、枇杷の花は使われる事がある。 3、紅葉;今年はひときわあざやか、10日ごろ撮影。 4、木瓜(ぼけ);とげがあり昔は茶花には使わない。梅や松と違い、お正月に2日以降にいけたと言われる。 <8月の花便り>②の木瓜の実は、10月果実酒やジャムに。花より団子ばかりではなく、いけばなでは実つきの木瓜の枝に竜胆やトリカブトの花を合わせたり、菊を合わせたり…。 実は盛り物にも重宝する。 5、水仙;別名金盞銀台(きんせんぎんせん)。 一重の水仙の花びらを銀台、濃い黄色の部分を金の杯(盞)に見たてる。

<鎌倉花便り10月>藤豆/浄明寺
2020年 · 2020/11/15
1藤豆;じまめ。藤の花の実。 2磯菊;海岸に自生。 3浜菊;海岸に自生。 4鳥兜(とりかぶと);花の形が兜に似ている。根が猛毒なので、茶花には使わない。茎や葉も毒との説もある。 5さねかずら;別名美男蔓(びなんかずら)。切り口から出るぬめりある汁は、昔の整髪料。江戸時代、髷をゆうのに使用。平安時代に女性の髪を梳く時も使用したという。 6茶の木;葉を茶にする。重なりを嫌うため、茶花に使用しない。 7ツワブキ;目立つ色の為あまり茶花には使わないが、花の少ない時期色の出る前の蕾に小さな葉を添えて使うこともある。 8山茶花(さざんか);茶という文字が重なるので一般に茶花には使わない。ハラハラ散るから使わない説もある。

2020年 · 2020/11/11
夏の宵、白いレースのような幻想的な花を咲かせた烏瓜(からすうり)、いつの間にか、裏山にぶらーんとオレンジの実がぶら下がっています。 <南方録>に「利休禁花」が有ります。 「花入れに入れざる花は沈丁花(じんちょうげ)、深山しきみに、鶏頭(けいとう)の花、女郎花(おみなえし)、柘榴(ざくろ)、河骨(こうほね)、金盞花、せんれい花を嫌い事すれ」 香りの強い花(茶席は香を焚くので)毒々しい花、名前の悪い花等はさけます。利休は「これ初心者の為なり」とも言っています。一般に実は使いませんが、花の様にきれいな紫式部や真弓、美男蔓、烏瓜等はその限りではありません。

<鎌倉花便り10月>ホトトギス/浄明寺
2020年 · 2020/10/11
1ホトトギス;花びらの斑が鳥のホトトギスの羽模様に似ている。 2段菊;花が段になって咲く。 3野菊 4吾亦紅(われもこう) 5シャクチリソバ 6ホシクサ

2020年 · 2020/09/13
10日の表参道のお稽古の花材です。 花長さんの店内は、外の暑さとは別に、一足早く秋が訪れていました。  刈萱(かるかや)、女郎花、水引、吾亦紅(われもこう)、白嫁菜、藤袴・・・、可憐な花ばかりで茎が止まりにくい。 庭の秋海棠を添えて根締めにしたら、花さんたちのつぶやきが静かに収まりました。

<鎌倉花便り9月>白萩/浄明寺
2020年 · 2020/09/12
1萩;七草の一つ。 2酔芙蓉;一日花。名前の由来は、朝白く昼にピンクに染まり、夜濃いピンクに。撮影は昼頃。 3葛;秋の七草の一つ。 4玉紫陽花;名前の由来は、蕾が玉のよう。 5秋明菊;別名貴船菊。アネモネ科で外来種。 6サルスベリ;幹がつるつるして猿がすべる。別名百日紅。 7紫式部 8尾花;別名薄、芒とも書く。秋の七草の一つ。 9白式部

2020年 · 2020/08/18
夜半、虫の音を聞くこの頃です。日中は蝉しぐれがうるさいくらいですが、残暑厳しい中にも、季節は移ろっていくのを感じました。 <鎌倉花便り>ー8月の花達②ーの写真は18時頃撮影、この写真は19時半頃撮影したので、暗闇にレースがきれいに開き、幻想的です。一日花。

2020年 · 2020/08/12
<上段左~右>へ 1高砂百合 2秋海棠 <中段左~右>へ 3水引 4銀水引;白を銀水引と呼ぶ。 5金水引;水引や銀水引の仲間ではないが似ている。 <下段左~右>へ 6やぶ蘭;秋に藍色の実が出来る。 7源平釣舟草;外来種。本来は赤紫や黄色。

2020年 · 2020/08/12
<上段左~右へ> Ⅰ女郎花;秋の七草。 2ミソハギ;お盆に使用。 3やぶ茗荷;秋の黒い実も茶花に使用。 <中段左~右> 4鬼ユリ 5烏瓜の花;真夜中に咲く一日花。18時撮影。 6木瓜の実 <下段左~右> 7沢虎の尾 8じゅず珊瑚 9カンナ

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