カテゴリ:花



寅の名の植物
2022年 · 2022/01/23
寅の名前が付いた植物は「虎の尾」「虎耳草(こじそう)」があります。 「トラノオ」は6月頃、白い小さな花が縦に沢山ついた虎の尻尾の様な花で、秋に紅葉した葉も名残の花に使います。 「虎耳草」は「ユキノシタ」の別名です。 虎の耳の様に丸い葉だからとも、葉の表面がけば立って、虎の毛の様な手触りだからとも言われます。 花弁が白の物が多く芯が濃いピンクのぶちになった種類もあり、繊細で美しい花です。

鎌倉花便り3月
2021年 · 2021/03/09
辛夷(辛夷)が満開です。 蝶か鳥が舞うように一斉に辛夷が開きました。 似た花に白蓮があります。 早春に咲く辛夷の方が花が小さく、あちこち向いて咲きます。

ソシンロウバイ/<鎌倉花便り2月>
2021年 · 2021/02/07
1、素心ロウバイ;園芸種で黄色一色。 1月掲載 の「ロウバイ」は花弁の芯が赤紫。他に「満月ロウバイ」がある。 春の花は、連翹(れんぎょう)、山茱萸(さんしゅゆ)、万作など、黄色から始まる。 2、寒芍薬;別名八つ手花笠。洋種のクリスマスローズの名を、「寒芍薬」「八つ手花笠」など、茶花の時は和名に呼び変えて使用。 ...

ロウバイ<鎌倉花便り>1月
2021/01/04
1、ロウバイ;臘月に咲く梅。中国原産。 臘梅と書くが、蝋梅と書かれる事もある。臘月とは中国の古い暦で12月の呼び方。 半透明の花弁で良い香りがする。 下向きに咲き、芯が赤紫色。全部黄色の素心臘梅(ソシンロウバイ)もある。 2、梅;「歳寒(さいかん)の三友」とは、松、竹、梅。又は梅、水仙、竹を言う。 梅と水仙は、梅を兄、水仙を弟に例えられることがある。 3、水仙;12月に稲村ケ崎で満開になった水仙を掲載したが(「鎌倉花便り」12月)、寒さの中で可憐に咲く姿に惹かれ、もう1度掲載。 雪の中でも咲くから別名「雪中花」。 沢山蕾をつける為、子沢山に因んで昔は結婚式に 、又、花の名に水の字を含む事から、火事よけに新築祝いにも飾られたという。 お正月前は、花を葉より低くしお正月過ぎたら葉より花を高くしたり、袴をはかせたり、出生に合わせた決まりがある。 4、クマザサ

藤豆の冒険
2020年 · 2020/12/25
パーン!夜中に音が! 何かが飛んだ!ガラス窓にあたった音! 辺りを見回すと、採り置いた藤豆から種がはじけたらしい。鞘の中は空っぽ! 鞘を「うーん」とねじった勢いで、種が飛ぶ事を知りました。 五粒のエンドウ豆が、旅に出る話を読んだことがあります。エンドウ豆も鞘をねじってから、はじけたのでしょうか? 種を戻して横に並べたら、モダンな帯模様になりました。

<鎌倉花便り12月>キササゲ/扇ガ谷
2020年 · 2020/12/19
1、キササゲ;マメ科。キササゲは師走が似合う。修行僧がかしこまっているようにみえる。扇が谷にて。 2、枇杷(びわ);渋い格調ある花は良い香りがする。茶花には香りの強い花や食物の花は使わないが、枇杷の花は使われる事がある。 3、紅葉;今年はひときわあざやか、10日ごろ撮影。 4、木瓜(ぼけ);とげがあり昔は茶花には使わない。梅や松と違い、お正月に2日以降にいけたと言われる。 <8月の花便り>②の木瓜の実は、10月果実酒やジャムに。花より団子ばかりではなく、いけばなでは実つきの木瓜の枝に竜胆やトリカブトの花を合わせたり、菊を合わせたり…。 実は盛り物にも重宝する。 5、水仙;別名金盞銀台(きんせんぎんせん)。 一重の水仙の花びらを銀台、濃い黄色の部分を金の杯(盞)に見たてる。

<鎌倉花便り10月>藤豆/浄明寺
2020年 · 2020/11/15
1藤豆;じまめ。藤の花の実。 2磯菊;海岸に自生。 3浜菊;海岸に自生。 4鳥兜(とりかぶと);花の形が兜に似ている。根が猛毒なので、茶花には使わない。茎や葉も毒との説もある。 5さねかずら;別名美男蔓(びなんかずら)。切り口から出るぬめりある汁は、昔の整髪料。江戸時代、髷をゆうのに使用。平安時代に女性の髪を梳く時も使用したという。 6茶の木;葉を茶にする。重なりを嫌うため、茶花に使用しない。 7ツワブキ;目立つ色の為あまり茶花には使わないが、花の少ない時期色の出る前の蕾に小さな葉を添えて使うこともある。 8山茶花(さざんか);茶という文字が重なるので一般に茶花には使わない。ハラハラ散るから使わない説もある。

2020年 · 2020/11/11
夏の宵、白いレースのような幻想的な花を咲かせた烏瓜(からすうり)、いつの間にか、裏山にぶらーんとオレンジの実がぶら下がっています。 <南方録>に「利休禁花」が有ります。 「花入れに入れざる花は沈丁花(じんちょうげ)、深山しきみに、鶏頭(けいとう)の花、女郎花(おみなえし)、柘榴(ざくろ)、河骨(こうほね)、金盞花、せんれい花を嫌い事すれ」 香りの強い花(茶席は香を焚くので)毒々しい花、名前の悪い花等はさけます。利休は「これ初心者の為なり」とも言っています。一般に実は使いませんが、花の様にきれいな紫式部や真弓、美男蔓、烏瓜等はその限りではありません。

<鎌倉花便り10月>ホトトギス/浄明寺
2020年 · 2020/10/11
1ホトトギス;花びらの斑が鳥のホトトギスの羽模様に似ている。 2段菊;花が段になって咲く。 3野菊 4吾亦紅(われもこう) 5シャクチリソバ 6ホシクサ

<鎌倉花便り9月>白萩/浄明寺
2020年 · 2020/09/12
1萩;七草の一つ。 2酔芙蓉;一日花。名前の由来は、朝白く昼にピンクに染まり、夜濃いピンクに。撮影は昼頃。 3葛;秋の七草の一つ。 4玉紫陽花;名前の由来は、蕾が玉のよう。 5秋明菊;別名貴船菊。アネモネ科で外来種。 6サルスベリ;幹がつるつるして猿がすべる。別名百日紅。 7紫式部 8尾花;別名薄、芒とも書く。秋の七草の一つ。 9白式部

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