茶花日記・作品

台湾熊谷草

無為庵茶室/華頂宮元侯爵邸
無為庵茶室/華頂宮元侯爵邸

華頂宮公開日が終わりました。

お天気にも恵まれ沢山の方々が、谷戸の春を楽しんで下さいました。

3月寒い日が続き、花がなかなか咲かないなど花材選びに苦労しましたが、今回も花屋さんの協力に助けられました。

華頂宮元侯爵邸作品展示

華頂宮元侯爵邸
華頂宮元侯爵邸

コロナ禍中止されていた華頂宮元侯爵邸の建物が11月5日6日3年ぶりに公開され、館内に作品を展示しました。小春日和の一日、大勢のお客様に、谷戸に佇む建物と館内のお花を楽しんで頂きました。


<花会>お礼

<花会>2022年6月/北鎌倉円覚寺松嶺院
<花会>2022年6月/北鎌倉円覚寺松嶺院

6月11日(土)12日(、北鎌倉円覚寺松嶺院にて花会を開催しました。初夏の花達を大勢のお客様が、楽しんでくださいました。お出まし頂きありがとうございました。

 


菖蒲

菖蒲/江戸時代のドラに
菖蒲/江戸時代のドラに

菖蒲は難しい。沢山手に入ったので、菖蒲園のようにいけてみたかった。。。のですが、沢山葉があるようでも、真っ直ぐでなかったり、そりが合わなかったり。

翌日パッと花が咲き嬉しくなりました。


西洋たんぽぽ

西洋たんぽぽ
西洋たんぽぽ

西洋蒲公英は1年に数回花を咲かせるとか…。裏山には和の蒲公英が群生している。

西洋蒲公英が生えてくると、家人が引っこ抜いてしまうので、可哀想なので、そのまま根付で飾ってみました。


春が来た♪

福寿草、ゼンマイ、蕗の薹、八つ手花笠、椿、菫、ワイルドフラワー、エンドウ豆(葉)/菜籠
福寿草、ゼンマイ、蕗の薹、八つ手花笠、椿、菫、ワイルドフラワー、エンドウ豆(葉)/菜籠

福寿草が陽射しに力一杯手を広げ、蕗の薹が顔をだし、八つ手花笠の蕾がうつむいて物思いにふける春。椿姫もポトンと参加。

里山に登る足元にひっそり咲く菫。花屋さんから駆け付けたワイルドフラワーの白い花とゼンマイさん。

早秋の花達を、時代菜籠に、集めてみました。


お正月花

小松・ロウバイ・千両・水仙・ヒカゲカズラ・盛花
小松・ロウバイ・千両・水仙・ヒカゲカズラ・盛花

お正月花をいけました。庭の千両と水仙も参加してます。

来年が幸多き年となります様、お祈り申し上げます。


秋の庭

柿・栗・秋海棠・水引草・嫁菜・柿の葉紅葉/箕・種子島徳利・小山岑一作
柿・栗・秋海棠・水引草・嫁菜・柿の葉紅葉/箕・種子島徳利・小山岑一作

秋は忙しい。

庭に落ちた栗は、リスにとられないよう、はじける前に急いで収穫。

柿もこの数年、人間の口には入らない。リスは、熟す前に少し齧って、種を食べて捨ててしまう。

今年は、リスがとれない枝先に少し残っている柿が熟すのを、楽しみに待っている。


曼珠沙華

曼珠沙華・羊歯・他
曼珠沙華・羊歯・他

今日は十五夜、月の美しいこの頃です。

盛りを過ぎてますが、曼珠沙華が雨で倒れてしまったので、裏山のはにかんだような葉と羊歯を合わせて、飾ってみました。

 


クサギ

クサギ/鉈入れ
クサギ/鉈入れ

<臭木>、クサギ、名前の由来は、葉にさわると独特のにおいを放つからとか。花は良い香りなのに可哀想な名前。

クルミの皮で作った鉈入れに、そのまますっとさして縁側の隅に

 


睡蓮と河骨

睡蓮・河骨
睡蓮・河骨

暑中お見舞い申し上げます。

蝉しぐれの毎日ですが、鶯も鳴いて合唱する鎌倉です。

睡蓮(すいれん)が咲いたので、河骨(こうほね)と入れてみました。


仲良し3人組

ドクダミ・ヘビイチゴ・下野/手付き籠
ドクダミ・ヘビイチゴ・下野/手付き籠

ドクダミは別名十薬(じゅうやく)とも言い、薬の効用が沢山あるそうです。薄暗い草むらにドクダミ群生。

庭の隅の下野の根元に、蛇苺が赤い実をつけて隠れています。

初咲きの下野とドクダミと蛇苺、仲良し3人組を籠に寄せたら合唱が聞こえてくるようです。


スイカズラ

スイカズラ/トルコ18C薬瓶
スイカズラ/トルコ18C薬瓶

スイカズラ、白い花は翌日黄色くなる別名〈金銀花>。木に絡まってきれいに咲いていたのに、鉈籠(なたかご)に入れたら、駄々っ子の様にひっくり返る。18cのトルコのガラス瓶に入れたら、お澄まししてくれたでしょうか?


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花色々

水仙/花器・河村喜史作
水仙/花器・河村喜史作

1、水仙が沢山咲いていたので、陶芸家河村貴史氏の花器に摘んで入れてみました。(1/6)

 

2、暮にお正月用のお花をいけた時の、残りの梅の蕾が、ほころんできました。

唐物の手付き籠にいれ、熊笹を添えてみました。(1/15)

 

3、スィトピーと雪柳を頂いたので、庭の山茶花やロウバイも仲間に入ってもらって、一足早い春の饗宴。

花達の歌が聞こえてくるようです。

小山岑一作、種子島のビール器に。(1/20)



茶花のお稽古

刈萱・桔梗・女郎花・水引・白嫁菜・秋海棠等
刈萱・桔梗・女郎花・水引・白嫁菜・秋海棠等

10日の表参道のお稽古の花材です。花長さんの店内は外の暑さとは別に一足早く秋が訪れていました。 

 

刈萱(かるかや)、女郎花、水引、吾亦紅(われもこう)、白嫁菜、藤袴・・・、可憐な花ばかりで茎が止まりにくい。 庭の秋海棠を添えて根締めにしたら、花たちのつぶやきが静かに収まりました。 


夕顔

夕顔(夜顔)
夕顔(夜顔)
半蔀<能の図>狩野柳雪/国立能楽堂所蔵
半蔀<能の図>狩野柳雪/国立能楽堂所蔵

写真の夕顔は、江戸~明治初期に渡来した朝顔の仲間。最近は源氏物語の<夕顔>と区別するため<夜顔>と呼ばれる。 

 <源氏物語>の<夕顔>はインドやアフリカ原産で大きな実、瓢ができる。

 

利休や宗旦が実を花入れにし、<枕草子>の中でも好きな花にあげられ「あの大きな実は何とかならないかしら?でも名前が素敵だから良いわ」と清少納言に言わしめている。

 実の皮を細く剥いて干すと干瓢。 

 

夕顔の霊が、立花供養の僧を訪れる<半蔀  はじとみ>も好きな能である。 


半夏生

淡竹・半夏生他/<葡萄唐草文宇瓦>写
淡竹・半夏生他/<葡萄唐草文宇瓦>写

半夏生(はんげしょう)は、夏至から数えて11日目の日で、今年は7月1日です。

淡竹(はちく)とキスゲの蕾に、我が家の半夏生を添えました。

 

下野薬師寺で発掘された<葡萄唐草文宇瓦>(ぶどうからくさもんのきがわら)の写しを置いて。


底紅空木(そこべにうつぎ)

梅花空木/南蛮鉈袋花入れ
梅花空木/南蛮鉈袋花入れ

お稽古の花でお世話になっている花長さんに、底紅空木があり南蛮鉈袋花入れ(高見世清光作/鞍見窯)に。

あまりにきれいで可愛くて、咲いている花を全部入れ入れて・・・しまいました。 

今日は夏至、二十四節気の一つで、日本では昼が夜に比べて一番長い日です。

 


山法師(やまぼうし)

山法師
山法師

山法師が満開です。

一輪手折って挿してみました。

 


白山吹とエビネ蘭

白山吹・海老根蘭/鎌倉彫煙草入れに
白山吹・海老根蘭/鎌倉彫煙草入れに

裏庭の白山吹が新緑の中にひっそりと佇んでいます。昔、茶道の師から頂いた実をまいた思い出の花。 

大田道灌の逸話「七重八重、花は咲けども山吹の、実の(蓑)一つだになきぞ悲しき」と詠まれ差し出された花は黄色の山吹。

 白山吹は黒い実が出来、秋の実も使われる一日花。エビネ蘭も毎年忘れずに咲いて楽しませてくれます。


花紅柳緑

裏山の西洋蒲公英と雪柳
裏山の西洋蒲公英と雪柳

新型コロナウイルス蔓延の為、胸痛むニュースが伝えられ、春とはいえ心沈む日々ですが、無心に咲く花に心慰められます。 

今年は春が早いのか、花達が次々に色とりどりに咲き春を謳歌しています。

 

多くの人々の目にとまる花も、道端に人知れず咲く花も、「花は紅、柳は緑」一瞬一瞬を力いっぱい生きている、あるがままのその姿に、限りない生命の息吹を感じるこの頃でございます。 

 


ジャスミン

羽衣ジャスミン
羽衣ジャスミン

羽衣ジャスミン、お部屋に良い香りが漂います。

小さなバケツに春が一杯。


木五倍子(きぶし)に一休椿を添えて

木五倍子と一休椿
木五倍子と一休椿

木五倍子(きぶし)別名木藤が咲き、山々がぼうっと薄紫にそまると、木々が芽吹き鎌倉の春が始まります。

一休椿を添えて。


エンドウ豆を漆桶(うるしおけ)に

エンドウ豆・漆桶
エンドウ豆・漆桶

 赤紫のエンドウを漆桶に。美味しそうな実もちょこんと・・・。

 

「私ここよ」と言っているようです。


美男蔓(びなんかずら)

美男蔓と磯菊
美男蔓と磯菊

美男蔓が赤く染まってきました。

京鹿の子のお菓子そっくりですが、今年は暑すぎたのか、いびつです。

 つやつやした実が可愛くて、庭の磯菊を添えて


宮代祭展示

宮代祭ブルーパーラー展示
宮代祭ブルーパーラー展示

聖心女子大学・宮代祭ブルーパーラー展示が、終了しました。

 

昨年より1週間早いので、夏から秋の移ろいをテーマに、夏草に紅葉を寄せてみました。


鎌倉学び舎参加

鎌倉学び舎・円覚寺花会
鎌倉学び舎・円覚寺花会

<鎌倉学び舎>から、<花雅流花会>於・円覚寺松嶺院に、5人参加して会場玄関を可愛くパッと彩りました。

本堂など他の作品は、<花遊び>の中からー2019年4月花会ーでご覧いただけます。


椿

高橋春夫作陶展・藪椿
高橋春夫作陶展・藪椿

高橋春夫作陶展が、谷中のギャラリー<韋駄天>であり、粉引の片口を求めました。 

庭の藪椿に土佐水木の枝を添えて。


福寿草と熊谷守一

福寿草と熊谷守一
福寿草と熊谷守一

福寿草が満開です。鶯の初音を聞きました。

福寿草は、早春の太陽をできるだけ一杯に集めるように、手を広げるように2枚づつの葉が上を向いて咲いています。

 

熊谷守一画伯の<一花一葉>と弥生の土器に。

 


鎌倉古今

土佐水木・小山岑一種子島・鎌倉古今
土佐水木・小山岑一種子島・鎌倉古今

鎌倉古今で催事があり、早春の花で来賓の方々に楽しんで頂けるよう、玄関に迎え花をお頼まれしました。

 

花器は、小山富士夫氏由来の種子島。

小山氏は生前、古今の斜めお向かいに在住。

遊びにみえた北大路廬山人が、家の前の道路で包丁を研いでいらしたと、ご子息の岑一氏夫人から伺ったことがございます。


虫籠

虫籠にホトトギス・金水引・吾亦紅
虫籠にホトトギス・金水引・吾亦紅

ホトトギス、吾亦紅、金水引を虫籠に。

 

昨日の茶会の出番のなかった残花。

窓の外から虫の音も賑やかに聞こえてくる。


茶会

仁和寺軸・茶会/宗偏流四方庵(そうへんりゅうよほうあん)
仁和寺軸・茶会/宗偏流四方庵(そうへんりゅうよほうあん)

上野で茶会の宗偏流四方庵(そうへんりゅうよほうあん)家元席。

 

掛け軸は仁和寺・小林隆仁第44世門跡「清」「寂」、香合は流祖・宗偏手作りの琵琶。

宗偏は、小刀が得意だったそうです。

水差しは、緑釉・小山岑一作。

 

お花は時代籠に、尾花、吾亦紅、ホトトギス、むくげ(祇園守)、萩、水引、金水引等を寄せた、琵琶の音色に秋草が揺れるようなお席でした。


初めてのテーブル花

テーブル花
テーブル花

鎌倉青年会議所の方々5人が、初めてテーブル花に挑戦。

サプライズで新理事長へのプレゼントになさる趣旨に賛同し、前日お手伝いしました。

 新理事長は<鎌倉学び舎>主宰の潮見雅利氏、皆様楽しまれながら、個性豊かな作品が出来、写真は半分位完成した所です。  


<日本画と書と花の会>

聖心女子大学宮代会館花会にて、初夏の花達が勢ぞろいして、皇后さまをお待ちしました。

<日本画と書と花の会>、日本画教室開催40周年記念/利光洋子先生に合わせて、書道小澤蘭雪先生、花雅流松坂千遊と、各生徒さん達と参加しました。


秋海棠

茶花・秋海棠
茶花・秋海棠

秋海棠、もの想いにふける美人さん、銀水引を添えて蝉籠に。

 うつむきの花とハート形の葉が可愛く、10月頃まで楽しめる。

 ヒグラシが鳴きだした。梅雨明けも近い。


袋藤と都忘れ

茶花・藤と都忘れ
茶花・藤と都忘れ

お茶室に袋藤と都忘れ。

白い袋藤は、玉藤とも呼ばれる。 

藤は本来5月、風炉の花ですが、咲く前の袋に入った袋藤は、炉の季節に使うことが出来る。

 春風に誘われて、袋から花が覗いてしまった。


萱草

穂咲ナナカマド・萱草
穂咲ナナカマド・萱草(T)

萱草と穂咲ナナカマド、表参道教室お稽古の花。

萱草色を「トロピカルで美味しそう」(T談)と感じるか、爽やかな初夏の色と感じるか?

 萱草は<忘れ草>ともいい、悲しみを忘れる色、従って平安朝の人々にとって<萱草の襲>は喪の色。

 源氏物語<葵>には、正妻葵上をなくした光源氏が、身内と語らう場面等に「萱草の袴など着たるも・・」とある。喪の女子の袴は萱草色、ずらりと並ぶのを見たら現代なら華やかと感じるかもしれない。

籠に敷板は、いらない。


茶花<椿と壇香梅>

四方絵麦藁手花瓶
北鎌倉・河村靖山作

<崑崙(こんろん)椿と壇香梅>。

金曜のお稽古の花、壇香梅(だんこうばい)が少し咲き過ぎ。壇香梅は樟脳科の仲間で、殺菌作用もあると言われる。良い香りがして好きな花。

 

江戸時代、同じ仲間の黒文字などの小枝の先をササラにして、歯ブラシの代わりに使用していたとか・・・。昔インドに旅した時「黒文字を歯ブラシの代用にする」と聞く。崑崙椿も好きな花。


菖蒲

菖蒲・子供の日
菖蒲

今日は子供の日、足元に卯の花をそえ、花器は母の形見の舟。 舟板に乗せてみました。 

尚武は、爪の向きや葉の裏表等出生に合わせて、約束事があります。

 

花びらの元に花菖蒲は黄色、カキツバタは白アヤメは網目状の模様がそれぞれあることで区別できる。

 

 

 


バラをマッスに・・・。

ばら
ばら

いただいたバラ。

10日間楽しんだ後は、短く切ってマッスにして楽しんでいる。


ボニージャックス・コンサート

ボニージャックス来賓控室・聖心女子大学
ボニージャックス来賓控室・聖心女子大学

聖心女子大学でボニージャックスのチャリティーコンサートがあり皇后さまがお見えになりました。

フィリッピンは昨年の台風被害から復興していません。

ごみの山で生活する子供たちの学校支援コンサートが開催され、被災者の方々に祈りを捧げました。 フィリッピンの子供たちに幸せが訪れますように!


茶花・梅花空木

茶花・梅花空木・都忘れ
茶花・梅花空木・都忘れ

梅花空木と都忘れ。

梅花空木は本来なら5月の花、見つけた事が嬉しくて、<下野薬師寺・葡萄唐草文字瓦>を合わせたら、ほの暗い隅が、ポッとあかりが灯ったようになった。


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